ホーム > 事業内容 > たゆみない技術革新を求めて

たゆみない技術革新を求めて

水平坑掘削技術

油田は生産と共に、油層圧力の低下や水生産の増加などによって生産能力が低下します。それを補う方法として、各種新技術が開発されてきました。その一つとして、近年多くの坑井で採用している水平掘り技術があります。これは通常の坑井が垂直に掘られ、油層と交わる部分から生産をするのに対して、油層の中を水平に掘り進み、坑井の生産性の向上を図るものです。
ムバラス油田をはじめ、ウム アル アンバー、ニーワット アル ギャラン油田は多くの非常に薄い油層から構成されており、これら油田では、地下深度およそ10,000ft(約3,000m)で、厚さ5ft(約2m)の油層に水平に掘り込む高い精度が要求され、高い技術と慎重な作業が必要です。
また、水層の位置関係から油層下部から接近して水平坑井を掘削することもあります。
当社は、新しい技術に積極的に取り組み、それを高い精度で実現することによって効果的に生産の拡大を図っています。

海上排水処理技術

これまで原油に伴って生産される地層水は全てムバラス島に集められ、処理されていました。特に、多量の水が生産されるムバラス油田のような場合、パイプラインを含む下流処理施設に、生産水による腐食の増大や液体処理施設の容量増大、排水処理量の増加など様々な障害が生じます。これを防ぐためには生産水をムバラス島へ送ることなく、ムバラス油田内で分離処理する必要があります。しかしながら、ムバラス油田の原油は、地層水と混合すると、強固なエマルジョンを形成する傾向が強く、限られた施設しか設置できない海上での処理は不可能とされてきました。
当社は、新しいケミカルを導入し、さらに2段のサイクロンセパレーターを組み合わせることで一部の地層水を分離・処理する海上排水処理施設を完成させました。これにより、生産流体中に含まれる水のうち約2/3をムバラス島へ送ることなく処理できるようになり、パイプラインを含む下流処理施設の安全で効率的な運用を実現しました。

→ 次へ『新たな挑戦・三次元地震探鉱』